FAIRYTAIL longstory

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(ラナル視点)

「はぁ、はぁ…」

光竜の裁きを使ったから魔力がすごく消費してしまった…

「ラナルにぃ?どうしたの?光竜の裁きを使ったの?」

「シャルダ…。えぇ。僕の魔力じゃ・・・・光竜の裁きはあまり使えないですからね。」

思っている事を実現させる技…ですが、その思っている事で消費魔力が違う。追い出すくらいの魔力ならある…人を殺す程の魔力はない。実に扱いにくい技だ

「ふぅん。気を付けてよ?ラナルにぃが死んだらマスターの望みが一つ減るんだから。」

「そうですね…。シャナルを知りませんか?」

「シャナルにぃならグレイを連れてマスターの所に行ったよ」

「そうですか。・・・・僕も行きます。シャルダはどうするんですか?」

シャルダはニィと笑うと

「行くよ。グレイの力ってのを見てみたい。」

「そうですか。」

・・・・金髪の女は牢屋にでも放り込んでおきましょう。星霊の鍵は…シャルダに預けておきましょうか

「星霊?・・・・ラナルにぃが言うなら預かっておいても良いよ」

と言って鍵をポケットに入れた。

「ラナルにぃ、行こ?」

「はい」

シャルダと一緒にマスター達のいる場所へ行った

「シャナル。グレイは」

「マスターがどっかに連れていった」

あそこか…。

「・・・・わかりました。僕はマスターの所へ行きます」

「ラナルにぃ、どこに行ったかわかるの?」

「はい。」

「・・・・じゃあ僕は、シャナルにぃ!遊ぼ?」

「あぁ」

そう言って二人はどこかへ行った

マスター達のいる場所へ行くと

「ラナル。」

「マスター、何を?」

「洗脳の薬を全て飲ませた」

「!?」

「洗脳も終了した。後は目覚めるのを待つだけだ」

「・・・・」

洗脳の薬を全て飲ませたと言うことは…記憶が無くなっている可能性が高いな…。滅竜魔法も使えないかもしれない。

「ラナル、グレイの事は任せたぞ」

そう言ってマスターは出ていった

それと同じくらいにグレイが目覚めた

「ぅ…」

「グレイ、大丈夫ですか?」

「・・・・ラナル?」

「自分の名前、仲間、敵…を全て答えて下さい」

「名前はグレイ・フルバスター。仲間はラナル達だろ?敵は妖精の尻尾。その妖精の尻尾の一人、ナツ・ドラグニルを殺せば良いんだろ?」

「ちゃんと覚えていますね。そうです、ナツ・ドラグニルを殺せば良いんです。」

グレイの魔力を封印されたら大変だからな…。

「ですが、その前にやってほしい事があります」

「やってほしい事?」

「グレイ、マスターの願いを叶えて下さい」

「マスターの願い?」

「世界を滅ぼすのです」

「!!・・・・ラナルは・・・・それを望んでいるのか?」

「はい。」

「・・・・わかった。」

「マスターの所に行きましょう」

「あぁ」

グレイを連れてマスターの所に行くとシャナルとシャルダがいた

「シャナルにシャルダ…。遊んでたんじゃないんですか?」

「マスターに呼ばれたんだ。」

「ラナルにぃ、グレイがいるって事は世界を滅ぼすんだよね?」

「はい。グレイ、マスターの所へ」

「あぁ…。マスター、俺は何をすれば良いんだ?」

「全魔力を解放しろ」

「あぁ」

「そして、滅ぼすんだ!この醜い世界を!」

「・・・・」

「グレイ、やりなさい」

「ラナル…。・・・・わかったよ、やる」

グレイが魔力を解放した。凄い魔力だ。でも、まだだ。まだ足りない。もっと魔力を

その時

「グレーーイ!!!!やめろぉ!!」

「ナツ・ドラグニル!?こんなときに!!」

「僕がやるよ。ラナルにぃは下がってて」

「シャルダ…」

「グレイ!!今すぐやめるんだ!!」

「妖精の女王!?」

「グレーーイ!!」

と言って突っ込んできたナツ・ドラグニルはグレイの腹を殴った

「っ…。・・・・ナツ・ドラグニル。邪魔するなよ」

「やめろ!!」

「うるせぇ。俺が何しようが俺の勝手だ。邪魔するな」

「・・・・グレイ。」

「火竜くん。ラナルにぃ達を困らせないでよ。」

そう言いながらナツ・ドラグニルの額にデコピンをした。その瞬間ナツ・ドラグニルは遠くまでふっとんだ。

「ラナルにぃ達の邪魔をするならただじゃおかない。」

「・・・・それは、こっちの、台、詞だ」

「まだ生きてたの?」

「グレイを返せ。グレイは俺達、妖精の尻尾の仲間だ。」

「違うよ。僕達の仲間だ。」

「それは、洗脳したからだろ?無理矢理。」

「無理矢理だなんて人聞きの悪いなぁ。そんなに死にたいなら殺してあげよっか?火竜くん、グレイの魔力を封印しようとしてるみたいだし。それに特別な関係だったんだって?火竜くんがいたらグレイの洗脳が解けるかもしれないし?殺しておいたほうが良いよね?生かしててもなんのメリットも無いし」

「・・・・」

「ねぇ、殺ろうよ、バトル」

「・・・・俺が勝ったらグレイを返してもらうぞ」

「良いよ。でも、グレイが望むかだけどね。本人の意見は優先しなきゃ」

「絶対に連れて帰る」

いくら、火竜だからといって…シャルダに勝てるとでも?・・・・シャルダが本気を出さなかったら火竜が勝つか。

そして、ナツとシャルダの闘いが始まった


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(絶対に負けねぇ!)

(シャルダは・・・・本気を出すつもりはないみたいですね。)
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