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□授業中指されて戸惑っていたら助けてくれた
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学パロ



今は、午後で授業中だ。教室では先生が説明をしながら黒板に文字を書いている…。それをつまらなそうに見る生徒が一人。その生徒の名前は、ナツ・ドラグニル。ナツは運動は出来るが勉強は全然駄目でテストではいつも赤点をとっている…。だから先生が言ってる事なんて解るわけもなく…。

「(暇だなぁ…。体育やりてぇ…)」

なんて事をある人物を眺めながら思っていた。その人物はグレイ・フルバスター。成績優秀、運動神経抜群の完璧人である。

「(なんか・・・・視線を感じるんだが…)」

グレイとナツは幼馴染みでいつも一緒にいる。特別な関係とかがあるわけでも無い。

「(グレイー・・・・暇ー)」

さすがに授業中なので声はだせない…出したら最後友達?でもあり先輩でもあるエルザ・スカーレットに怒られるから、声は絶対にだせない。

「(グレイー)」

『ナツ!!ナツ・ドラグニル!!聞いてるのか!?』

グレイを見るのに夢中になっていたのか先生に呼ばれているのに気付けなかった。

『ナツ。この問題を解いてみろ。』

「・・・・(ヤバイ…)」

ナツは黒板に書いている問題を見るが…変な文字や記号?が並んでいる。勿論ナツには解るわけもなく…

「(ヤバイ…どーしよう…)」

それを見ていたグレイは、

「(チッ…あのバカナツ…)」

ナツはふと視線を感じ…グレイの方を向くと、グレイが口パクで何かを言っている

「2・・・・6」

とグレイの口パクの通りに言っていく。

『・・・・正解だ。』

「っ!よっしゃぁ!!」

「(喜び過ぎだろ…)」

正解して喜びはしゃぐナツを見ながら少し呆れるグレイ。突然ナツがグレイの方を向いて口パクで

「(ありがとな!!)」

と満面の笑みで言われグレイは自分の顔が熱くなっていってる気がした

「っ…」

グレイは気のせいだと言い聞かせ、顔の熱さを紛らわすように授業に集中した。ナツもグレイが助けてくれると思っていなかったので、

「(これって脈ありなんじゃね?)」

と一人浮かれながら、いつこの気持ちを伝えるか…とかを一生懸命考えるのであった…

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