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□今夜は朝まで
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飲む暇、飲む相手、飲む場所があれば絶対と言っていいほど飲んでいた。
エステルやヨシュアには飲み過ぎだの体に悪いだの色々言われたけど、残念ながらおねーさんコレばかりは止められないのよ。

グビグビ コツッ

「ハァ〜、やっぱり仕事明けの一杯は美味しいわね〜 」

「あらやだ、おやじ臭いわね、まだそんな年でもないでしょうに」


「当たり前でしょ、まだまだ銀閃はバリバリ現役よ、」


「あらあら、頼もしいわね〜、仕事の方は、」


グビグビ


「仕事の方は?どういう意味よ?」

グビグビ

「あらあら〜、そんな事言って〜、本当にわからないの〜?」


「わからないわよ、で、結局何が言いたいのよ?」


「あら、本当にわからないの?」


グビグビグビ


「ぷはぁ!、わからないわよ!早く言いなさいよ!」


「ふふふ、男よ、男、オ、ト、コ(はーと)」


「…………、まさかあんた、もう酔ってる?」


「私がこの程度で酔うわけないでしょ、それで、どうなの?」

グビ

「あんたねぇ、私がそんなのいるわけ無いでしょうに、だいだい私と付き合うような物好きいると思う?」
「いるでしょう?あの放蕩皇子様、今はエレポニアに帰っちゃったけど」


「オリビエね……、まあ、悪くはないわね、」


「………え?」


「勘違いしないで、悪くはないってだけだから、私からはどうこうしないわよ」

「全く……、意地っ張りねぇ……」


「余計なお世話よ、………それより手止まってるわよ、」


「あら、いけないいけない、」


「さーて、しばらくは大きい仕事も無いから、今日は飲みまくるわよ!アイナ、勿論付き合ってくれるわよね?」


「当たり前でしょ、オリビエさんの話も聞きたいしね」


「ハァ〜、全く……口が減らないんだから……」


「まあいいじゃないの、久々に楽しみましょう」










    了

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