小さい手帳

□眠り
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深い眠りに落ちてゆく…

重い瞼を閉じれば
そこには真っ暗闇の世界がある。

闇に溶けててゆく感覚が
とても心地よくて…

でも同時に

闇に対する
恐怖も湧いて来る。

溶けてゆく心地よさが
不安でもある。


このまま闇に呑まれてしまいそうで...

自分が消えてしまいそうで...


不安で重い瞼が開く時がある。

そして又睡魔が襲い掛かり
重い瞼が閉じられる。


さっきよりも深い闇に

呑まれ

私は溶けてゆく。

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