光馨小説

□※絶望の世界からの脱獄
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代わりに生み出される感情は酷く歪んでいる。

何を泣いているんだ今までハルヒなんかにかまけて僕をほうっておいたくせにさ。
ねぇどうしてずっと僕を見ていてくれなかったの僕はいつも光を見ていたのに。
今更僕が守るとかずっと傍にいるとかそんな風に思っているのなら余計ムカつくんだよ。
僕が今まで毎日無理矢理笑っていたことや夜中ひとりで泣いていたことに気づきもしなかったのは誰?


愛と憎しみは同じくらいの強さで相手を想っている、なんて聞いたことがあるけれど正にそうだね。
かわいそうなくらい震える肩しがみつく腕、その綺麗な目から零れる涙すら憎らしいよ。
あぁお願いだから僕の大好きだった声で名前を呼ばないでくれる?

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