光馨小説

□究極の愛、未熟な伝達者
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なんでだあああああああ!!!!!!
どうして!?ねぇどうしてっ!?

馨に『僕のことどのくらい好き?』って聞いたらさ、恥ずかしそうに俯いて『例えようがないくらい、言い表せないくらい好き』って言ってくれたんだ!!
マジですっごく嬉しかった!!もう一生守っていこうって思ったね☆
しかも馨ってば『光は僕のことどのくらい好き?』ってめちゃくちゃ可愛く聞くの!!!ほっぺたピンクにしちゃってさあ〜伏せられた長い睫毛がまた色っぽくて!!僕本気で欲情しちゃって呼吸困難になるかと思ったよ!!!
あっそうそうそれでさモリ先輩、僕はこう答えたワケ。



『けつ毛ごと愛してる』


.
そしたらさ!!馨一瞬動きが止まったと思ったら、すごい顔して殴ってきたの!!!グーで!!!!顔面をグーで!!!!
しかも倒れた僕をおいてどっか走っていっちゃうしさ……ひどいよ。
ねぇ、僕何か間違ったこと言った!?けつ毛まで愛してるとか究極の愛じゃない!?ねぇモリ先輩!?



「……光。とりあえず頬を冷やせ」

「その言葉は恐らく環に聞いたんだろうが、愛する人に言う言葉に相応しくない」

「実際馨にその毛が生えているわけではないんだろう?」

「それであれば、馨は傷ついたと思う」


モ、モリ先輩……。どうしよう、僕本当に馨のこと大好きだし大切だし愛してるのに…馨にけつ毛なんて生えてるわけないのにっ……!!
殿なんかの言葉を真に受けて大切な馨を傷つけるなんて、僕は…僕はなんてバカだったんだああああ!!!
くっそおおおあのバカ殿一発殴らないと気が済まない!!!僕ちょっと殿のところ行ってくる!!!!




「あ………」




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そして2-Aにて鉢合わせ

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