ある所にクマ♀がいました。
クマ♀は無駄と分かっていながら、人間に恋していました。
ある日、森の中に銃の音が響きます。
「ぱーん!!」
クマ♀はそれが何の音なのか分かりません。
その音がする方へ進んで行きます。
すると!!
目の前にはクマ♀の仲間が血を出して倒れていました!!
クマ♀は辺りを見回しました。
すると、いかにも怖そうな銃を持った男がいるでわありませんか!!
クマ♀はあいつが犯人かと思い、後ろからそっと近づきます。
次の瞬間!!
「ガリッ」
「どさっ」
クマ♀は後ろから思いっ切りひっかきました。
男は倒れました。
クマ♀は顔を見てやろうと、男の顔を覗きます。すると!!
その男はクマ♀の大好きな人間でした。
クマ♀は泣きました。
泣いて、泣いて、泣いて……
すると、仲間は
「とうとう人間を殺したのか」
と、怖がり離れて行きます。
仲間を想って殺したのに……
大好きな人間なのに……クマ♀はずっと泣きました。

これは、そんなクマ♀のような少女の物語……

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