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□インスタント、ティー
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「…っだあぁっ」


焼き鳥の香ばしい匂いとビールだけが俺の味方か、っちゅう夜。

桑ちゃんが渋々付き合ってくれて地方LIVEの後、二人反省会。

ていうのも、全然LIVEに集中出来なくて楽しくなかった訳で、お客さんに申し訳ないやら情けないやら。


六杯目のジョッキが運ばれてきて直ぐに、情けない声上げたのは俺じゃなくて桑ちゃんだったのだ。


驚くバイトちゃんは去っていき、

「ど、どしたの?」

急に素面になってしまった24:30。


「野田くん、あれだね、あれ。」

「何、ちょっと飲み過ぎかあ?」

「洋次郎くんさぁ、びびり過ぎなんだってー」



ぐさり。



「桑ちゃん飲み過ぎじゃん?帰れなくなるとかまじ無いからねー」


「恋の伝道師だろぉ?お前さぉ、おっぱいとか言ってる場合じゃねぇっての」


ぐさり。

「はいはい、伝道師さまからのお告げだよ。帰るぞー」


こんな時にいつも勘が良いんだよなあー…
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