金色のコルダ短編集

キミの言葉とスキの欠片
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「!!」


“新着メール一件”


高鳴る気持ちをおさえ携帯を開く。




“月森 蓮君”




どんなに待ちわびた事か。

言い知れない歓喜と安堵感が溢れて思わずギュッと携帯を抱きしめた。


たったのメール一通で。

たった一行でも。

彼からの、蓮君からの言葉は全部が嬉しくて。


『すまない、ヴァイオリンに集中し過ぎていたらしい。』


あまりに蓮君らしい返信で少し笑ってしまった。

ほら、彼の一言でこんなにも笑顔が溢れる。


嬉しくて、幸せで、暖かくて。

色んな想いが交じりあって、その全部が好きの欠片で。


私はやっぱり蓮君が好きで好きでたまらないんだ、と自覚する。


「蓮君大好きっ…!」







キミの言葉と好きのカケラ
(キミの全てか愛おしい)


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