SSS

□ホスト喫茶でしたね
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とうとうこの日が来てしまった。

正直今日だけは休もうと思ったのに、朝早く紺野が家まで迎えに来やがった。

「何しに来たんだ」
不愉快さを隠さずに聞くと、紺野は苦笑いしながら言った。
「設楽のクラスのみんなに頼まれたんだよ。どうしても連れて来て欲しいって、主に女子から」
俺は奥歯をギリリと噛みしめた。

余計な事を・・・!!


結局俺は休む事も出来ず学校へと送り出された。




ずんずんずんずん。

早足で教室へ向かう。
何人かのクラスメイトが「おはよう」と声をかけてきたけど、そんな事知らない。

すっかり喫茶の様に飾り付けられた教室の自分の席へ座る。

そんな俺をクラスメイトは遠巻きに眺めるだけだ。


廊下で紺野がクラスメイトからお礼を言われる声が聞こえるけど、それが一層俺の神経を逆なでる。




なんで俺が!なんで俺が!



とりあえずやるしかないのは分ってる。そこまで子供じゃないからな。

けど、絶対!にあいつにだけは見られてなるもんか!
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