ばらばら本

□冬景色
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白く凍える
吐息と共に
この想いも
消えてしまえば

もう二度と

最愛へ届かぬ手なら
切り落としてしまいたい

薄く嗤う貴方が
もしまた僕の前に
現れるなら
迷わず僕は
最愛へ手を伸ばそう


どこか貴方に似ている
    冬景色
冷たく
儚く
今にも消えてしまいそうな


今はまだ届かぬ手で
せめてこの景色を
砕ける程強く
掻き抱く



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