イナズマ小説

□マリオネットリズミカル
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「綺麗」「美しい」「素敵」「可愛い」

雨あられに 俺に降り注ぐ 数々の賞賛の言葉は。

何故かちっとも嬉しくなくて。



「ありがとうございます。」
媚びた笑顔とお礼で相手はきっと ノックダウン。




商品であり人形である俺に賞賛なんて何とも思えない、ただのガラクタなんだ。


生地の良いドレスも、高い宝石のネックレスも、ヒールがコンコン音をたてる靴も、

何もかも要らないから。




マリオネットじゃない、ありのままのマーク・クルーガーでいたいから。



誰にも縛られない、自由に生きるための翼を下さい神様。





「でも、君はどうあがいたってマリオネットだよ。」


WAO、初めて聞いた言葉。


今までつまらなかった俺の音楽が、
君のおかげでリズミカルに動きだしたんだ。



「君の力じゃ絡みつく何本もの糸をほどけないだろぅ?」


「嗚呼。じゃあ どうすればいいんだぃ。早く自由になりたい。」



カランコロン、カランコロン。


ぷつっ

「なら、僕の刀で糸を切ってあげるよ。」





ドレスも、名声も、何もかも、
君の前ではガラクタでなんの意味もないものになった。


俺を熱くさせたのは
君の愛という名のリズムなんだね。



ならば このリズムを永久に俺の心で刻み続けるよ。
















意味がわからない文になった…

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