イナズマ小説

□姉弟じゃないから
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人間不信 なんて言ったらアレだけど、

多分 俺はそんなかんじだった。


お前と出会うまでは。





――――――



「木暮と音無は姉弟みたいだな!!」

なんて言うキャプテンに腹がたつ。


「えぇ〜?そうですかぁ?」

なんてヘラヘラ笑う音無にもっと腹がたつ。というか悲しい。



身長のせい?悪戯好きなせい? 俺を弟みたいな目で見るのはなんで?

牛乳飲んだら、真面目になったら、お前は俺を見てくれるの?


なんでだよ、こっち向けよ こんちくしょう!





――――――



「木暮くんはイナズマジャパンの中で重要な役割をしてるよね。」


なんて音無が俺に言ってくるから、「キャプテンや豪炎寺さんや吹雪さん、それに鬼道さんのほうが重要だろ。」なんて返す。



「いやいや!木暮くんは凄いと思うよ?小柄なのに。」



うっさい小柄は余計だこのメガネ!(まぁメガネ似合ってるんだけどな。)


まったく、天然程めんどくさいものはない。

よくもまぁ 俺のコンプレックスをやすやすと口にしやがって。




「………お前も重要な役割してるだろ。」




俺は知ってる、

お前は 人一倍頑張ってて炊事もこなすし情報収集とかうまいしよくやってるし。


頑張ってるお前の姿にいつも ………きゅんきゅんすんだよ!




だから


「俺を見てよ。」



なんて言えない俺は 最終的にヘタレということなのかな。









(( 姉弟じゃないから ))

姉弟以上、恋人未満?







*゚
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