Short

□sweet strawberry
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bitter strawberryの続きみたいな

*布美子視点




「好きが変わる…か」

「どうしたのよ玲名」

「ん?ああ。布美子か」


さっき、なまえと買い物から帰ってきた玲名はさっきから部屋でなにか呟いていた。(ついでに部屋は一緒)


「で、どうしたのよ」

「…なあ布美子。「好き」って色々な形がある…だろ?友達に「好き」って言うのは可笑しいのか…?」

「可笑しくは…ないじゃないかしら?でも、普通は好きな人とかに使うんじゃないかしら…」


私がそう言うと玲名の顔は困ったような顔をしていた。…私変なこと言った…?


「なんだか玲名らしくない質問ね。何があったのよ?」

「あー…。まぁ布美子になら話してもいいな…。あのだな…」


玲名は今日、なまえと行ってきた買い物での出来事を詳しく教えてくれた。
私には惚気にしか聞こえないけどね?


「「好き」の意味が変わる…かあ。じゃぁ友達愛から、恋愛に変わっちゃうわけなの?じゃぁそれでいいじゃない」

「だが考えてもみろ!相手は女だぞ!!」

「それのなにがいけないのよ。好きならそれでいいじゃない。恋愛に性別なんて関係無いわよ?それならヒロトと付き合ってみればいいじゃない」

「それだけは嫌だ、絶対。」


玲名ってそんなにヒロトのこと嫌いなんだね。可哀想だわ、ヒロト。でも恋愛する事は悪いことじゃない。相手が女の子であろうと、好きならそれでいいと思う。でも、玲名は私と違って恋愛なんかしたことない。…はず。だからよくわからないじゃないかな


「もうどこかに呼び出して伝えればいいじゃない。好きって。ほらなまえ、玲名のこと大好きだから喜ぶわよ?」

「う…。だが…」

「はいはい、だがとかなし。そんなんにびびるなら恋愛なんてやめた方がいいわよ。お遊びと同じね」

「………。」


…言い過ぎたかしら。でもこれぐらい言わなきゃ分からない。


「布美子。私で…大丈夫なのか」

「自信持ちなさいよ。玲名なら大丈夫だから」

「ちょっと行ってくる」


そう言って玲名は部屋を早足で出て行った。…もっとはやくにそうすれば良かったじゃないのよ。いつもそうだったわ。勉強できるくせに自信がない。玲名の唯一と言ったらサッカーぐらい。サッカーが好きだから輝ける。玲名は好きなことでは輝ける。なまえを好きになって輝ける筈なのに、どこかで逃げてる。
そんな玲名をいつもみてきた。お日さま園の時から。そんな玲名を知っているからこそ、私はいつも彼女の背中を押せたのかもしれない。逆に私にしか押せないじゃないかしら?

背中を押して、見守るだけ。それが私。
輝ける彼女とは反対の存在。



sweet strawberry
(ね?大丈夫だったでしょう?)
(なまえがすごい喜んでいた!)



一度書きたかった布美子視点。つか玲名×布美子。なにわ書いているかはよくわからんがな!!w題名をbitter strawberryにしなかったのは、布美子が玲名と真逆だから。sweet strawberryになった意味分かるかぁ?w
 

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