北の長い旅

□こたつとなべと1
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あれ・・・・?
俺・・・


ここどこだ?


昔見た光景に似ている。
まだ文明のあった時代・・・


マンションのようだ・・・が。。。


「あ、レイおかえりー」

「・・・!!?」
周りの景色など一瞬でどうでもよくなる姿があった。
部屋から俺を出迎えてくれたのはケンシロウ・・・・なのだが・・・・

なんだろう
この違和感
笑顔なんだよ
ケンシロウが
それも満面の笑み

それだけではない。シンプルで真っ白なエプロンに身を包み右手にはおたまを握っている。


誰だろう・・・こいつ

俺は手に何かを持っていたらしいのだが、一気に力が抜けてどすんと落とした。

「カバン落ちたよ」
後にハァトが付きそうな声でケンシロウが言うと俺の落としたモノを拾い上げた。
「寒かっただろ。早く家に入れよ」
にっこり笑うケンシロウ?に俺は身体が勝手に従った。
室内に入るとそこはまるで前世紀のよう。
広めのリビングだろう。電気の通った暖められた部屋に流しているだけのテレビ。
昔見たシステムキッチンに出迎えてくれたケンシロウが立って作業をしている。


頭がついていかない。。。
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