offering|gift.
□不思議な関係
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―しばらく後―
灰「これで必要な物資は大体買い終わったな」
直「じゃあ、今からしばらく別れて買い物しない?」
買い物が一段落した後、ウランはグレイに言った。
灰「ああ、いいよ。じゃあ、またここで」
直「ええ。また後で」
集合場所を確認し、二人はそれぞれの買い物をしに別れた。
―ぬいぐるみ売り場
直「あっ、これ可愛い!これも良いなあ…」
ウランは、一人でぬいぐるみを見ていた。
直「どうしよう…迷う〜。…あっ、これも可愛いっ!」
あるぬいぐるみにウランが手を伸ばした時、ちょうどそのぬいぐるみを掴もうとしていた別の手と当たった。
直?「「!?」」
互いに驚いて相手を見る。
ウランと当たったのは、スカイブルーの髪の自分と年齢が同じくらいの少女だった。
?「あっ、すみません…」
直「ううん!こっちこそごめん!」
その少女がウランに謝り、つられてウランも返す。
?「あの…好きなんですか?」
少女がウランに聞く。ぬいぐるみのことだろう。
直「ええ。貴女も?」
?「はい。あ、私はレインと言います」
直「私はウラン!よろしくね」
レイン(雨)「よろしくお願いします」
そして、二人は話を始めた。