offering|gift.
□初めまして、
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「そんなことよりさー、ねぇ、名前は?」
奏がめだか達に聞く。
「そういえばまだ名乗っていなかったな。私は生徒会長の黒神めだかだ」
めだかが最初に名乗って、後の三人も名前を名乗った。
「……俺は庶務の人吉善吉」
「俺は書記の阿久根高貴です」
「…あたしは会計の喜界島もがな」
「そっか☆よろしく♪」
更に自己紹介が終わった後、善吉が奏に聞いた。
「…ちょっと聞いていいか?」
「なんだい?え〜と…吉吉君?」
「善吉です!」
「あ〜ごめんごめん善吉。で、何?」
「(初対面で呼び捨て!?)…まあいいです。あんたの異常って何ですか?」
「そういえば私も何かは知らないな。話してくれないか、闇風三年生」
「カナデで良いよ!あたしの異常?想像力(エターナルクリミナル)だけど?」
「…[想像力]?」
「まあ、簡単に言うとどんな"異常"でも作ったり消せるんだ☆」
「…"異常"が作れる!?」
「そんなことが出来るの!?」
高貴ともがなは驚いていた。
「あ、でも自分にしか効果無いよ?」
「いや……、十分凄いですよ」
「いやいや、完全な人間はいないし?凄くは無いよ」
(よくわかんねぇな…)
善吉は奏がどんな人物かイマイチわからなくなっていた。
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