小説.

□青春の意味
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「炎の風見鳥!!!」

初めてできた、風丸と豪炎寺との連携技。
ゴールが入ると豪炎寺はほんの少しだが、本当に嬉しそうに笑う。そんな豪炎寺を見て、風丸は顔が熱くなった。
誰に対しても同じ接し方のあいつだ。風丸の気持ちなんか分かりえるはずがないだろう、自分で思っているのに
円堂が話しかけているのが見えて、少し苛立ちを覚えた。

「豪炎寺・・・」

練習が終わった後、豪炎寺の服をひっぱった。

「・・・何だ?」

「き、今日は一緒に帰らないか?」

「?、ああ」

不思議に思ったのか、汗をタオルで拭き取りながら風丸のほうをジーッと見る。
視線に気付いたのか、頬を少し赤らめながら帰る準備をした。
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