小説.

□青春の意味
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「豪炎寺は・・・、俺のことどう思ってるんだ?」

決心したように豪炎寺の目を見るが、無言が続いたからか、数秒たつとまた目を反らし俯く。

「俺のこと嫌いかって聞いてるんだよっ・・・」

顔を赤らめながら問う。夕日が風に揺れる青い髪を照らしながら。
涙で目を潤ませながら言う風丸の顔は耳まで真っ赤だった。
豪炎寺は、そんな風丸を包むように優しく抱いた。

「俺も・・・好きだ・・・、無理させてすまん、お前を泣かせるつもりじゃなかったんだ・・・。
・・・、練習のときもずっとお前のこと見てた。お前のことが好きでたまらないんだ・・・、今は素直にいえないけど嬉しい、本当に」

「・・・ふぇぇ・・・、うっ・・・ふぇ・・・」

安心したのか、目から大粒の涙が出ている。
豪炎寺は自分の服の袖で風丸の涙を拭いてやった。
そしてまたぎゅっと抱くと、「泣くなよ、な?」と小さい声でつぶやいた。





























あとがき.
第一作まさかの駄作←
今度はもっと凝ったの作ります(´・ω・`;)
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