けいおん?〜今の自分にできること〜

□部活堂々巡り
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茶道部





そこには大和撫子の心を受け継いだ乙女たちが
侘寂(わびさび)の世界を創り出していた。



和「ここが茶道部ね。お茶の味は私にはわからないけど、日本の文化を伝える大切な部活ね。女子ばかりだけど片桐くんさえ良ければ…」



利吉「いや、良くない。次へ行こう。」



和「え、またなの?…失礼しました。」


和は一礼し、
利吉を追って廊下へ出た。


和「ねぇ、片桐くん。さっきから活動も見ずに決めちゃってるけどいいの?」


利吉「ああ、先ほどの二つは俺には出来ない。」

和「そんなの最初は誰だってそうよ。柔道と茶道って部活にでも入らない限り馴染み薄いものだし。」


利吉「出来ないんだ。」


和「?」


利吉「正座が。」


和「え?あぁ…………ごめんなさい。」




空気が凍った。
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