けいおん?〜今の自分にできること〜
□部活堂々巡り
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囲碁部
利吉「…性に合わないな。」
和「パスね」
オカルト部
利吉「趣旨が理解できない。」
和「パスね。」
将棋部
利吉「戦場とはこのような盤上で表せるものではない。ましてやこのように悠長に座ってなど…」
和「パスね。」
サッカー部
利吉「無理だな。」
和「どうして?」
利吉「連中が甘ちゃんだからだ。俺なら目的の為には手段を選ばん。例え相手の足を折ってでも…」
和(この調子なら球技全般駄目ね。とすると数える程しかないわね。片桐くんに向いてる部活なんて…でもこれは私が決めることじゃないわ。あくまで片桐くんが……ブツブツ……ブツブツ…)
利吉「……大体にして王がやられて終わりというのが納得できん。残った兵士には命がある。敵軍にくだるもの。自害するもの。争いから身を隠すもの。意志を継ぐもの。そう、歴史とは常に争い。そんな中でも次の世代へと……」
和「はっ!?片桐くん、まだ語ってたの?ていうかいつからまた将棋批判に!?」
むしろ将棋が気になってしょうがない利吉だった。