けいおん?〜今の自分にできること〜
□部活堂々巡り
5ページ/27ページ
この後もいくつかの部活を見学したものの、
利吉の興味をひくものはなかった。
和「こんなところね。他の部は片桐くん向けじゃなさそうだし……」
利吉「真鍋。一つ聞きたい。」
和「なに?」
利吉「自分で部を創ることはできないのか?」
意外な発言だった。
そして利吉の目は子どものように輝いていた。
和「出来ないこともないけど、どんな部活を創りたいの?」
利吉はこの学校に来て初めての笑顔を見せて言った。
利吉「ミリタリー部だ!」
和「パスね。」
利吉「そ、そんな……」
久々に感情に任せた和だった。