けいおん?〜今の自分にできること〜
□不可能を可能にする男
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嵐山｢人質として扱うほかねぇ。｣
佐竹｢あと連絡もつくみたいですよ？さっき片桐がどうのいいながらメール打ってましたから。｣
嵐山｢片桐？あの野郎の名前か。じゃあ早速あの野郎に……｣
矢中｢すみません。失礼を承知で確認したいのですが、他に仲間はいないのですか？｣
嵐山｢あぁ？何だ急に。｣
矢中｢失礼ながら自分は今日入ったばかりでグループ全体のことを知りません。先ずは人数だけでも知っておきたいのです。｣
嵐山｢荒井達ぬかせば今いる５人で全員だ。｣
………想像以上に少ないな。
いや、この場合想像以下が正しいか。
矢中｢わかりました。じゃあ次に……ウッ！？｣
バタン!!
嵐山｢質問タイム終わりだ。次は足払いじゃすまねぇぞ。｣
矢中｢わ、わかりました…。｣
嵐山(……？)
佐竹｢あ、あと嵐山さん？本当にその……大麻なんか売らせたんですか？荒井達に。｣
嵐山｢あ？そうだよ。次はお前らにも商売してもらうぜ？｣
佐竹｢は、はぁ…。でも警察に見つかったら…。｣
嵐山｢グチグチうるせぇな。男だったら腹ぁすえろや。それに本当にこえぇのはサツじゃねぇ。杉山の叔父さんだ。あの人は“本物”だからな。今週中に渡された大麻売っちゃわねぇと……。｣