けいおん?〜今の自分にできること〜
□長かった一日
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利吉「伝えたいこととはなんだ?」
倉庫を出て唐突に利吉は尋ねた。
澪「(ギクッ!)え?な、何のこと?」
その唐突さに思わず澪はシラをきった。
利吉「これだ。」
利吉はポケットから携帯を取り出し、
澪からのメールを見せた。
澪「あ、あぁ〜、そうそう!そうだよ。実は……」
利吉「うむ。」
澪「ど、どうして私が倒れた時に過呼吸ってわかったの!?」
利吉「あぁ、それはだな……」
澪(こんな事聞いてどうすんの私…)
利吉「あれは極度のストレスや緊張により引き起こるものだ。初陣の兵士にまれにある………と聞く。君の症状はそれに一致していた。」
利吉は澪が自分の過去を知っているとは知らず、言葉を選びながら回答した。
澪「へぇ、そうなんだ。(素直に感心してしまった。)」
利吉「他には何かあるか?」
澪「あ、え〜とぉ…そう!あのさ!」