けいおん?〜今の自分にできること〜

□ちょっと危険なへそ曲がり
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ガラガラ!



利吉は教室に着いた。


しかし、
そこはいつもの空気と違っていた。


ある席(というよりそこに座る人物)から遠ざかり、
各友達グループでヒソヒソと何かを話している。

もっと言うとその人物は二年生になって初めての登校であり、
利吉は会ったことがない。



状況を把握する為、
利吉もこの空気に混ざることにした。



和「あ、おはよう。片桐くん。」


澪「おぉ、お……おはよう。」



利吉「おはよう。…みんないつもと違うようだが、原因はあいつか?」



利吉は視線で指した。



和「えぇ、まあ……。ちょっとね。」

和は頬をかきながら、
言いにくそうな表情をした。



その表情をいつも通り利吉は利吉なりに察した。
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