書いたもの

□可哀想な八番隊士
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ああムカつく。
公衆の面前でイチャイチャイチャイチャしやがって。
心の中で毒づく。
俺は八番隊第十七席。名前は伏せておく。
ここは「笹ノ葉」という飲み屋だ。俺の人生のユートピア。だった。

六番隊副隊長阿散井恋次、十三番隊副隊長朽木ルキア。この二人が、この店を見つけるまでは。

「ほらルキア、あーん」
「なっ、そんなこっ恥ずかしい事をこんなに人が大勢いるところでできる訳が無かろう!///」

でもやるんですよね。
知ってるんですよ俺は。ほら。

「そうか…お前、俺とイチャつくのが、恥ずかしいって思ってたのか…」
「いっいや別にお前とだから恥ずかしいとかそういうのではなくて…」
「お前の気持ちに気付いてやれなくて、ゴメンな、ルキア。」
「い、いやだから…」
「俺は最低だ…」
「ええい分かった!食べるから!
さっさと箸を握れ!」
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