日和

□ですのーと
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今日も閻魔と鬼男は審判の仕事を
していた。


「次の方〜」

「はい、天国〜」

「次ー」

「地獄ね」

「次どうぞ」

「地獄」

「次の人」

「残念、地獄」

「次入ってー」

「地獄でーす
 …ねぇ…今日地獄多くない?」

「多いですね…最近。
 戦争でもしてるんですかね?」

「それがさ全員心臓マヒで死んでんの」

「新しい感染症でも流行ったんですか」

「うーん、そんな様子も無いけど…」

閻魔は水晶を覗きこむ。

と、その時閻魔の周りに魔法陣ができた。
「お?なになに?」

「ちょ大王!?

閻魔は光に包まれ消えた。




「…どこですか?ここ」

「………閻魔大王?…げぼぉぉぉぉ」

「おーっ!阿部さんじゃん!元気?」

「久しぶりだな閻魔大王。
 この通り元気じゃな…げぼぉぉ」

「元気そうだね」

「これで!?てか誰ですかこの人!」

「阿部さんだよ、陰陽師の。
 俺を呼んだってことは
 なんか困ってんね?」

「そうなんだ。実は最近
 デスノートが巷で流行ってんだ。
 それをなんとかしてくれって依頼
 されたんだが、俺は何も
 出来ないからな…ゲロロロ」

「何ですかデスノートって」

「名前書くだけで殺せるノートだよ」

「地獄行きが多いのはそのせいだね…」

「じゃあ…頼んだぞ…ゲェェェ」

「何なんですかこの人」

「だから阿部さんだって」




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