小説置場

□想イ…伝エテ
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ルカミク 甘






※キス表現あり・ルカ視点





「ねぇ!ルカ!」

「!?…何?」

私がソファーに座ってテレビを見ながら今日の夕食は何にしようかなと考えいるとミクが後ろから勢い良く首に抱きついてきた。

「……苦しいんだけど?」

「うぁっ!ごめんなさい!」

ミクは自分の腕に力を入れすぎたのをぱっと離しひらひらと手を動かしながら謝る。と思ったらさっさとソファーの座る方に来て私の膝の上に座ってきた。

「ちょっと…テレビ見えないじゃない」

見えないから見える位置に顔を動かすとミクが私が動かした方に傾く

「……」

「♪」

また位置を変える…ミクが傾く。
※繰り返し×10

「…ちょっと…何なの?」

疲れたからついに私はミクに声をかけた…ミクはニコニコしながら私の方へ向く。…何がしたいんだか…

「えへー…ルカ…これから暇ですか?」

さっきのやりとりを無視してミクはさっさと自分の話を持ち出す…
まぁ、だいたい何を言いたいか解るけれど…

「夕食の準備するわ?…暇じゃあないわね?」

「えー!!?夕食の準備なら何時でも出来るじゃないですかっ…暇でしょーっ!」

ねぇ!ねーぇー!!
とミクは私の膝の上でバタバタ動きだす…はぁ…しょうがない………付き合いましょう、何時もの事だけど…

私は小さくため息をついてから

「…何?」

とミクに優しくもなくかと言って厳しくもない声を出す。
ミクはその言葉をどう捕らえたかは解らないけれど、笑顔に戻り、私の方へ体を向けてノリノリでこう言った。

「キスしましょうよ!」

だいたい何を言われるかは想像していたけど…この子は…少しは恥じらいとか持って言ってほしい…

「どうして?」

何時もなら、嫌と言う前にされるのだけど…今回は何とか白刃取りの様に止めた…ビシッ…と…両手で…

「!!!?…いはい…何をするんですかぁ…」

まさかこんな事をされるなんてと思っているのか、私に勢い良く両手で叩かれた頬を撫でる。

「人の質問…無視する人にさせるわけはいかないでしょ?」

むー…。とまだ頬に手を撫でながらミクは私を見た。

たまにはこんなのもいいわよね?

「したいから、したいんです。」

「毎日してるじゃない?」

ヒリヒリしなくなったのか、ミクは手を頬から離し、私の背中に腕を回し肩に顎を乗せた。

「したいのー!」

「理由は?」

肩に顎を乗せているから表情は解らないけど…えー!。と明らか不満の声をあげるミク。

「ルカのいぢわる…」

またバタバタすると思ったらしなかった…
いじりすきた…とは思ったけれどやりすぎとも思わない…

「どうして…理由何て聞くの?」

それは…

ミクを一度体から離し私の膝の上に座らせたまま私は悪戯っぽくこう言った…

「ミクが好きでからかいたいから…なんてね」

ふふ…と笑った後ミクは私に不満な顔をする。

「それこそ!理由何ですか?」

「えぇ…そうね、特に『好き』の辺りがね…これだって立派な理由だと思わない?」

ミクは、まぁそうかも。と言って腕を組んで下を向いてしまった…

「ミクの…『それ』を聞きたいな…」

「私の?」

確かにしたいから…でも良いかもしれないだけど、それが当たり前になって、本当の気持ちすら忘れてしまうのは私は…嫌だから…


「私は常に貴女を感じたい…」

これは優しく答えてあげる…
そんな言葉を聞いてミクは顔を赤くし…

「ルカこそ…そんな恥ずかしい言葉よく言えますね…?」

今考えればさっきの行動はミクの照れ隠しだったかもしれない…

「何処かのツインテールの子のせいでなれたのよ」

「なれたんですか?」

「そう…なれたのよ…」

ミクは考えこんだかのように、下を向くだけど私は気付いた…体が若干そわそわと動くのを…
私は気付かない振りをして

「どうしたの?」

と聞いた…
ミクは一度顔を上げて

「いぇ…そのっ」

と言ったまままた下を向いた。

暫く、沈黙が流れる…
何時もなら私が耐えられなくて言ってしまうのだけど…
あの言葉をミクの口から私は聞きたい…だから待ってみる。

何分か経ってミクがようやく顔を上げた…顔は赤かったけれど、私の目をまっすぐ見てゆっくりと口を開く

「ルカ?…私ね?」

「何?」

一度深呼吸して…

「ルカの事、『大好き』なんだよ?」

私はクスッと笑いミクの頬へ手を軽くあてて…

「はい、よくできました」

私から軽くつく程度に口を付けて一度離す…そして次はさっきより深くキスして、互いの舌を絡める。
ミクは私の背中に腕をまわし、ぎゅっと力を入れて抱きつく。
…私を逃がさないように…


どうやら、夕食の準備はもう少し後になりそうね…






ー貴女の口からでるその一つ一つの言葉を大切にしたいから…ー






END





やっと書きました(笑)

ぱっと出てきたやつを書いたので、特に意味はないです。でもラブラブなネギトロを書けたので私的には満足(笑)

何と無くスランプも抜けた感じします…私的には!

後、自分なりに少し書き方変えてみたり…

何だか甘甘ばかりなのでたまには甘甘以外を書いてみようと今更考えてます。(笑)

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