キリ番置場

□キリ番500
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へこぴあ様
キリ番リクエスト

ネギトロ

※ちょっとキワドイ
ミク→私服、ルカ→スーツ
ということでお願いします。






「ただいま…」

「あ!ルカお帰りー」

ルカが仕事から帰って来るとミクはリビングからひょこっと顔を出す。いい匂いもした…食事の準備をしているのだろう。

「いたの?」

「…そりゃいますよ!それより疲れてるでしょ?こっち来て休んでて下さい」

ミクはルカの発言に、むっ。と顔をしかめたがすぐに戻して、来るように言った。

ルカはリビングにあるソファーの端に鞄を置いきドカッと真ん中に座る。
相当疲れているのか、座ってから身動きしない。

「ミクー…」

数分立ってルカが声を出した。

「何ですか?今葱をじっくり煮込んでるんで…早めにお願いします」

食事?の準備をしているミクが顔を出す。チラチラと台所を気にしている。ルカも気になるが葱も気にしているらしい。

「水…持ってきてくれない?」

「…水位自分で飲んで下さいよー!はっ!?煮込みすぎた!」

葱をとった、バタバタとミクは戻る。
取り残されたルカはゆっくり立って冷蔵庫へ向かった。

冷蔵庫を開ける…ペットボトル(透明)が二本、その横にお茶が入っているペットボトル一本…

「…?どっちが水かしら?」

というか、昨日まで瓶に入っているのが合ったような…
考えるも嫌なのかルカは取り敢えず右に置いてある方を取り、愛用のコップを持って座っていたソファーに座り直し、入れる。

「…」

そして、ぐいっ!と一気飲みをした。

5分程立ってミクが出来上がった料理を持ってくる。

「ルカー!出来ました」

「…」

ミクがルカを呼んだが返事がない。
「ルカ?」

「…」

ミクは持って来た料理を置きながら呼ぶがやはり返事が帰ってこない。

「ルカー?るーかぁー?寝ちゃったんですかー?」

全て置いてミクはルカに近寄る。

「おーい!」

ルカの顔の前で手を軽く振る、それでも反応がない。

「よし!」

これを気に、という感じにさっさとミクはルカの隣に座る。

「寝てる間に…少しだけ隣に…」
こつんっ。とミクはルカの肩に頭を乗せる。
普段のルカなら恥ずかしくてそれを嫌がるからこんな時位にしか出来ない。

「…つい…」

「へ?」

ルカが突然口を開きミクの方へ向いた。
慌ててミクはルカから離れる。

「い、いや、その!これを気にとか…えと…えと…」

ミクのそんな言葉をお構い無しにルカは突然ワイシャツのボタンを第三まで外した。

「あーつーいぃ…」

「あ!暑いならほら水!…て!?」

ルカの言葉を聞きミクは慌てて水が入ったペットボトルを取り出した。だが…

「これ!お酒じゃないですか!」
ペットボトルの蓋を開ける前にちらっと見るとマジックで酒と書いてある。

「うわーやっちゃいました…」

ミクは、サーッ。と顔が青くなる。
ミクが昨日元からペットボトルに入っていた度数が強いお酒の中に、残り少ない弱い方ののお酒を入れて一緒にしまったのだ。

どうしよう。どうしよう。と考えているといつの間にか、ルカがミクに近づいていた。顔が赤くなる。

「ルカ近い!」

「何?ミクは何時もこれ位がいいんじゃないの?」

ミクは離れようとはしたが、ミクの左腕を力強く握っているため逃げられ無い。

「うう…」

ミクの顔が段々また赤くなる。
そんなミクをお構い無しにルカはミクの背中に手を回し、更に近くなる。完全にもう密着状態。後は数センチで口と口が合ってしまいそうな位。
目を反らしたくても近すぎてそれすら出来ない。

「(うわー!…近いですよ!…でも…)」

お酒を飲んでいても普段のルカなら自分からこんなことはしてくれないから…

「(…嬉しい…嫌々!)」

とふと我に帰り、暴れるがすぐルカに固定された。

「動かないで…」

「…はい」

しかもさっきより距離がまた縮まっている気がする。
数秒立ってルカが動き出す。ミクの目を見て真っ直ぐに…

後1、5センチ位?と、思ったら急にミクごとばふっ倒れた。

「え?」

ルカを見ると、すー、すー…、と寝息を立てている。

「ええー?!」

ーーー
ーー


時間が立ちルカが目を覚ます。

「ん…?え゛!?」

どういうこと!?。とルカからじーっと目を離さないミクに聞く。

「ドウイウコトデショウネー…」
明らかに不満げの声を出しながら言うミク。

「とりあえず…退いてくれると助かります」

「え!?あ、ごめん!」

ルカは言われてミクを下にしている事に気付きささっと離れる。ミクはゆっくりと体を起こす。

「で、何が一体?」

「え!?覚えて無いんですか?!」

「え、ええ…」

むーっとミクは顔を膨らましルカに背中を向けて三角座りした。

「酷いあんなに……惑しといて……」

「…え?」

「何でもないですよっ…」

暫く沈黙が流れる。
ミクはなんだか耐えられなくなり、ルカの方を向いた。

「ねえ、ミク本当覚えてないのよ…」

「じゃあ、私が喜びそうな事したら許してあげる…」

はあ!?。と一度ルカは嫌がったが考える体勢をした。
決心したかのようにルカがミクに近づく。

「あ!言っておくけど私が何時もしていることじゃダメですよ?」

「な!?」

折角決心ついたのに!?と言いたげだがまた考え始めた。

因みにミクからは口と口を合わせていた。
だからたまには違う所に?ルカからして貰いたいようだ。かと言って、いきなり口と口合わせをルカからしたら多分当分口を聞いてくれない気もする。

ルカから見ればからかっているように見えてしまうのだろうが、これはこれでミクの優しさ。

「…」

ちらっと見て決心したのかまたルカが近づいてくる。緊張しているルカに対しミクはわくわく。

「ミク!動かないで!」

ガシッと両肩を捕まれたミク。

「ふえ!?」

いきなりだったためミクが驚いて、目を瞑ってしまうとおでこに、つんっ。と何かが当たった。

恐る恐る目を開けると。
ルカがミクのおでこにキスをしていた。
しかも何故か長く感じる、嫌中々離せなくなっただけなのかもしれない…60秒はしている感じ。

ゆっくりとルカが離れた。

「ゆ、許してくれるかしら?」

「もう!何で若干上から目線なんですか!」

ミクはルカに勢いよく抱きつき。

「しょうがない!許してあげる!」

「あり、がと…」


そして、暫くミクはルカから離れなく、ルカもそれを拒まずお互い気が済むまで抱きしめ続けた。






ちょっとした後日談(笑)




「そう言えば、何で瓶に入っていたの無くなったのかしら?」

「ギクッ…えっと…お酒さんとお酒さんが知らないうちに共食いしたんじゃないですか?」

「…共食いって…あんたまさか…!」

「なにもシテナイデスヨ…」

「目を見てちゃんと言いなさい」

「えー…でも、良く見ないルカも悪いと思いまーす…」

「…え…?」

「ヒィッ…すみませんでした」

「あ!こら逃げるな!」




END





へこぴあ様。
まずは大変お待たせいたしました。
遅くなりましたが、500のキリ番有難うございます!
リクエストも有難うございます!
間違えて、お酒を一気に飲んでしまったルカがミクを誘惑?…する。
というリクエストでしたが…
少しでもそれっぽくしました!したつもりです!
少しでもこれで楽しんでいただけると幸いです。(苦笑)

下の後日談的なものは私が書きたくて仕方なかったんです…はい。

本当お待たせしてしまってすみますんでした!
こんな私で良ければまた宜しくお願いします。

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