mein
□あの時会えてたら。
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苦しかったんだ。
多分、そう。
僕は、偽って生きたくなかったんだよ。
なんで、素直に生きて、僕は責められた?
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「先生!また西が猫殺しました!!」
大きい声で叫んだのは、僕の隣の席の
宮田だった。
宮田の声で、クラス中がどよめく。
聞こえるのは「気持ち悪い」とか
「怖い」の声。
いくら小さい声で話しても聞こえてるッつの。
みんなの視線がやけに気持ちよく感じた。
この感じ・・・言葉には出来ない
優越感。最高だった。
「西またお前殺ッたのかよ!きっしょー」
「猫殺して興奮してンだろ?」
騒ぎ出すクラスの馬鹿共。
僕が猫殺して、楽しいんだよ?
楽しいことしてなにがいけないの?
我慢するなッってママは言ったんだよ。
「・・・馬鹿じゃねーの」
一言、吐いてから丁度チャイムがなる。
その後、テストが返ってきたりなんか
して、適当に一日は終わってしまった。