唯と梓の部屋

□君の名を呼べば Side:梓
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「ふ、むぅっ・・・う、むぅ、んっ・・・きゃっ、う・・・」
必死に枕を噛んでくぐもった悲鳴を上げる私に。
はむはむはむ。
・・・不思議。
枕に顔をうずめててもみんな解っちゃう。
今、唯さんは歯を立てないように注意しながら優しく唇だけで私のひだひだのとこを咥えて。
私をこじ開けて、とろとろに溶かしちゃう。
「うあ・・・あ、あ、あ・・・・」
わずかな隙間を見つけた唯さんの舌がにゅる、って入ってきちゃう。
こぽっ・・・
頭の奥で音がして、熱いおつゆがとろり、と溢れ出して。
一度、中に入られちゃうともうだめ。
「あ、あーっ・・・あ、ひっ、くぅんっ・・・あーっ、あーっ、あーっ・・・」
私は枕を投げ出して、懸命に唯さんの頭を抑えたけど。
私の腕は、女の子のとこと同じく既に力を失っていて。
「ああっ、出ちゃうっ、出ちゃうっ。ああん、唯さぁん・・・」
ぷしぃっ。
きゅーって、女の子の奥が熱くなって。
「・・・きゃうっ。」
私が迸らせた熱い液体の直撃を受けた唯さんの可愛い悲鳴が聞こえたけど。
ぷしっ、ぷしっ・・・
ガマンしてたせいで、断続的に噴き出ちゃう。
「あ、あぁん、ごめんなさい、ごめんなさい、唯さぁん。」
噴き出しちゃうところを見られた恥ずかしさと、顔にかけちゃった申し訳なさに私は思わず顔を覆う。
「・・・どうして、謝るの、梓。」
唯さんの柔らかいカラダが覆いかぶさってきて。
私の手を優しくどける。
おそるおそる目を開くと。
またいつもの甘い蕩けるような笑顔。
「んふ。おいしーよ?」
ぺろり、って舌を出して、お口のまわりについている液体を舐め取って。
「・・・あいわって、みう?」(・・・味わって、みる?)
「ん、んむぅっ・・・ぅん、ふぅん、くぅん・・・」
いきなりえづくくらい奥まで舌を差し込まれて。
唯さんが舌に乗せた貴重な雫をそっと渡してくる。
私はそれを一旦舌で受けて。
味わうように大事に飲み干す。
「ふ、はっ・・・あまぁい、です。」
媚薬を流し込まれた私は、えっちに痺れた頭のまま、ぺろぺろって唯さんの顔をお掃除。
「あはっ、でも甘いのは唯さんの、ですね。こっちはあんまり味がしません。」
唯さんは、またあの勝ち誇ったライオンの瞳を輝かせて。
「ふふっ。じゃあ、お口直し、する?」
ねろぉ、って。
舌を差し出してくる。
「・・・唯さんのえっち。そんな風に言わないで下さい。」
私はその魅力に抗えなくって。
夢中で舌を絡めてちゅうちゅう、っておねだり。
唯さんと私の舌が軟体動物のように絡みつく。
激しく吸われたかと思うと、とろとろ、と甘い唾液が送り込まれてくる。
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