ぷらいべーと

□とある金曜日に起きた出来事
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・・・
・・・
・・・

「・・・わ。うー・・・」
翌朝目覚めた私は、頭痛に顔をしかめた。
・・・またやっちゃった。
「えーと・・・」
だめだ。全く何も思い出せない。
ふに。
ふにふに。
手に柔らかい物が当たって。
「・・・んっ、ぅ・・・」
私は後輩子ちゃんの胸を揉みしだいている自分に驚いて、跳び退った。

えーと、えーと?なに?なに?この状況。
後輩子ちゃんがころり、と寝返りを打って。
「ん・・・うン・・・」
はずみで白い肌と一際白い布が見えた。
・・・待て待て待て。
「うん。ここ、私の部屋。えっと、うん。一応、ギリ、大丈夫。」
私は自分が金曜日に着けていたブラとショーツを懸命に思い出して。
うん。これだった。・・・多分。
「後輩子ちゃんは・・・」
ちらり。
「・・・着けて、たよね。」
ごくり。
そーっと、彼女を起こさないように、布団をめくっていく。
あの白い布。
あれは・・・私の目に狂いがなければ・・・
「これは別に後輩子ちゃんの下着姿が見たいとかじゃなく。重要なコト、なのよ。そう。何が昨日起こったのか、確認しなくっちゃ。」
気づくと私は向こうを向いたまま、眠っている彼女の布団をあらかた剥ぎ取っていて。
その光景に目を奪われていた。
後輩子ちゃんが着けていたのは純白のシルクの下着。
目に眩しいほどの白。
そして包まれている柔らかそうなカラダ。
・・・そして何より。
断じて言うが、これは私がヘンタイだからではない。
これに心動かされない人がいたら、悟りを開ける。
・・・彼女のショーツはサイドが細い紐で結ばれているだけ。
告白するが、私の大好きな紐パンであった。
あー・・・これとそっくりなシチュエーション、和姫で書いたなぁ。

だけど!純白の!シルクの!紐パンだよ!?

くぅくぅと安らかな寝息を立てている彼女の横で。
私はしばし固まったように、一点を凝視していた。
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