律と澪の部屋

□おねだり!
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「ちょっ、律、まだ、するの?」
律と私は大学の寮に入ってから。
みんなには内緒で毎晩お互いの部屋を行き来していた。
「だって、澪。もっとしてほしいんじゃないの?」
「え?・・・ち、違うよ。私、そんなにえっちな娘じゃないからな。」
私は本心を悟られないように律に組み敷かれたまま、顔を背ける。
「んもぅ。素直じゃないなぁ。」
律は差し出された私の耳たぶをはみはみって甘噛み。
それだけでお腹の中が熱くなってくる。
「ほんとだもん。律がしたがるから、仕方なく・・・だもん。」
律はそれを聞くと嬉しそうににっこりと微笑んだ。

「じゃ、澪。私がしたい。もっと澪とえっちしたいよ。だからもう一回しよ?」

ああ。ライオンが捕まえた獲物を見下ろす時ってこんな顔をしてるんだろうなぁ。
私の逃げ道を完全に絶った律は、私に口付けて。
律の舌が私の唇を押し割って、好きなように舐めまわす。
絡め取って吸い上げて甘噛みする。
「ん、んむぅ・・・ふっ、はっ・・・やっだめ・・・」
『だめ』って言ったのを、反抗の意思と勘違いしたのか、私の大好きなライオンさんは牙をむく。
「んふふ。降参させてあげる、澪。」
私の唇から離れた彼女は私の首筋に歯を立てる。それだけで私は期待で身を震わせる。
「だめだめっ・・・おかしくなっちゃう、お願い、待ってっ。」
「んふ。そんなに可愛くされたら、絶対待てなーい。」
彼女は私の弱点の鎖骨のところをたっぷりと舐め回した後。
こりこりこりって、歯を立てる。
それだけで私は沸騰して。狂っちゃう。
「やぁん、そこ、弱いのぉ。私、全然ダメになっちゃうのぉっ・・・」
ライオンさんは舌なめずりをして。
「ねぇ、澪。もう一回、えっちしてもいい?」
私はもう格好の獲物。
「・・・ばかりつ。お前絶対分かってて聞いてるだろ?」
律は余裕の笑みを浮かべつつ。
「うん。でも澪の口から聞きたい。言って?」
私の鎖骨をれるれるって舌で舐める。
私はもうたまらなくなって。
「あっ・・・律っ・・・お願い、意地悪、しないで。」
「んふ。じゃおねだりは?」
律の舌の刺激が私の頭の中を埋め尽くして。

「うぅん・・・律ぅ・・・私にえっちなコトして。いっぱいいっぱい愛してよぅ。」
私は半分蕩けてしまいそうになりながらおねだりする。
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