さわ子と紬の部屋

□秋霖 accarezzando
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くちゅ。
予想通り、そこはたっぷりと蜜をたたえていて。
私は確かめるように、入口のところをくちゅくちゅくちゅって掻き回す。
「ん・・・ふぅん・・・」
さわ子さんは、ため息をついて、うにゅうにゅと何事か口の中でつぶやいて。
また眠りに落ちていく。

私はそれを見て、ほっとしたような、残念なような複雑な気持ちになって。

さわ子さんの寝顔と女の子のとこを見比べながら、そーっと黒いバイブの先を忍ばせる。
さわ子さんの女の子のとこは開ききっていて、やすやすとその切っ先を受け入れる。
「ん、もう、さわ子さん。」
私は声を潜めて決して本人には聞こえない声で。
「早く目を覚まさないと、犯しちゃいますよー。」
どきどきどき。
心臓の音はそれよりはるかに大きく聞こえて。
「・・・そうよ。こんなにえっちな格好で。無防備に寝てる方が悪いのよね。」
私は自分に言い訳をして。
腰をぐっ、と突き入れた。

−−−−−−

「ん、あっ・・・ふぁっ、や、やぁぁ。」
いきなりお腹の中の一番深いとこをぐっと突き込まれて。
私は目を覚ました。
何がなんだか分からないうちに、ずんずんって何回もおなかの奥を突かれて。
「あっ、やっ、やっ、やっ、何ぃ?何なのぉ?」
その度、ムズ痒いような快感が背筋を登ってくる。
訳も分からず、懸命に逃れようと腰をくねらせる。
「さわこさぁん・・・そ、そんなに動いちゃだめぇ・・・」
「ム、ムギ?んむぅっ、う、ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ・・・」
寝ぼけた頭でかろうじて上に乗っているのがムギだと分かって。
その間にも、何度もおなかの奥を突き上げてくる硬い塊に私は惑乱した。
「あ、あああん、な、何してるのぉっ、ああん、いやぁん。」
突かれる度に痛いほど奥の感じるところをごりごりってされて。
私は甘やかに泣き声を上げる。
「な、何してるって・・・」
ふっ、ふっ、ふっとリズミカルに腰を使う彼女の吐息が感じられて。
「さわ子さんを犯してるのっ。キモチいい、ですか?」
「うっ、くぅん、はんっ・・・そ、そうじゃなくって・・・なんでっ、寝込みを襲われてるのっ?」
ムギは興奮しきった瞳で。
「あぁっ、これ、すごいっ・・・さわ子さんが、可愛、すぎたからっ?」
呼吸を荒げて、健気に腰を擦り付けてくる。
「くひぃんっ・・・り、理由になってないわよぅ。ああん、止めてぇ。」
そして一層堅く私を抱きしめて。
「じゃ、可愛すぎてっ、我慢できなかったからぁっ。それに、さわ子さぁん・・・」
切なげにきゅ、っと眉を寄せて。
「これ、キモチ良すぎて。止められませんっ。」
一層激しく、くいくいって、腰を使う。
「こぉするとぉ・・・私のおなかも押されてっ・・・なんだか興奮しちゃうっ。」
何度も私の一番奥のキモチいいとこ、ずんずんって突き上げられて。
「あ、ああん、ああん、そんなぁっ・・・あっあっ、だめぇっ、私、全然だめなのぉっ・・・」
私は状況が把握できないまま、快楽の嵐に巻き込まれていった。
「あーっ、あーっ、あーっ。お願い、もう止めてぇ・・・ずっとイってるの、イきっぱなしなのぅ・・・」
「もうちょっと、もうちょっとだけっ。・・・ああん、止まんないぃ・・・」
結局ムギは私が動かなくなるまで、ずっと私の奥を犯し続けていた。
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