律と澪の部屋

□おねだり!
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「ふふっ。澪。今日はいい物持ってきたんだ。きっと気に入ると思うよ?」
「え?何?」
ぽんやりした頭で律の顔を見上げる。
律はにっこり笑って。
もう一度キスして、私の舌をちゅうって吸い上げる。
ヴーン。
私の腰のあたりで何か振動音。
あれ?なんだろ?と思った瞬間、舌を吸われたまま、私の女の子の一番敏感なところに電気が走る。
「んんぅ?くぅ、うんっ、ふぅぅぅぅぅっ・・・」
直後、脊髄から快感が駆け上がってきて、塞がれた唇で反射して。
私のカラダの中で暴れ回る。
何がなんだか分からないまま、私はキスされたまま、律の下で身悶える。
「んぅぅ・・・ん、ひっ、ぅんっ・・・」
律は私をたっぷり蕩けさせた後、ようやく唇を離す。
私はやっと開放された唇から熱い吐息を吐きながら、律にしがみつく。
「ふはっ・・・やっやっ、何これぇ、電気走るぅっ。何なの、これっ。」
「気に入った?澪のために買ったおもちゃ、だよ?」
律はそう言うと掌の中の物で私の敏感な突起をぐりぐりってする。
私はひとたまりもなく。あっという間に頂点に上り詰めた。

荒い呼吸の中、小さなバイブレータを見せられる。
「こ、こんなちっちゃいのに、あんなにすごいの?」
律はなぜか自慢げに。
「そう。1分間に7500回転もするらしいよ?」
「名前がなんと『グッジョブ』!小さくてもハイパワーな逸品だ!」
そっと私の耳元で。
「ちなみに唯も梓に使ってメロメロにしちゃってるらしいよ。」
「ゆ、唯も・・・梓に?」
あのちっちゃい梓がみだらに乱れている姿を想像しちゃった後、私の耳を律の舌が這い回る。
私はくすぐったくって。すごく恥ずかしくなって。
「・・・ばか。そんなの使う前に言えよぅ。」
真っ赤になって身を縮める。
「えへへ。ごめんごめん。ちょっとイタズラしたかったんだよ。」
私はふいっとそっぽを向いて。

「そんなおもちゃ、キライ。」

私が拗ねているのを見て、律が慌ててご機嫌を取る。
優しくおなかを撫でながらうなじにキス。
じんわりとした快感が上ってきて私を蕩けさせる。
「・・・だってキモチ良すぎて、律の「愛してる」を感じてるヒマないんだもん。」
「み、澪・・・お前・・・」
律は私をじっと見つめて。
めちゃくちゃに飛び掛ってきた。
「うわっ、なんだ、律っ。」
「だめだ、澪ーっ!可愛すぎんぞ、お前っ!」
飛びついてきた律は私の胸や下腹を撫で回す。
「ちょっ、律、だめっ、私、まだイったばっかりで敏感になっちゃってるからっ、そんな、激しくされたらぁっ。」
律の手元でまたヴーン・・・と振動音がして。
「ね、澪、今度はもっと優しくしてみるから。もう一回使ってみてもいい?」
懲りないヤツだな。
私が呆れたように律の顔を見ていたら。
律はにひ、と笑って、私の鎖骨のところにまたかりかり、と歯を立て始める。
そういえばあの時もそうだったっけ。
私は毎分7500回転の刺激に意識を絡め取られそうになりながら、ぼんやりと考えた。
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