律と澪の部屋

□ハッピーエブリディ!
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律のカラダはぷにぷにしてて。
すりすりってされるだけでたまらなくキモチいい。
「や、やぁん。ほんとにちがうの。」
たまらず、甘えた声が出ちゃう。

あ、律の匂い。

甘いシャンプーの匂いも、汗の匂いも、その・・・えっちな女の子の匂いも。
律のだったら嗅ぎ分けられる自信がある。
・・・まぁ、他の人の、嗅いだコト、ないけど。
私はその毒にやられそうになって。
「やっ、だめっ・・・わっ、私っ、この後、講義があるのっ。」
慌てて正気を保つ。
苦し紛れの言い訳に律はにっこり笑って。
「・・・10:40から、国際文化論。」
私の取っている講義を難なく当てて。
「あと2時間はえっちできるね。」
私の胸に顔を埋める。

「ねぇ、澪。私、もうガマンできない。」

ふ、と顔を上げた律は無邪気な笑顔。
「ね、えっちしよ?」
私は困ったフリをして。
「ほ、ほんとに困ったヤツだな。」
期待に身を震わせた。
律はいつも私のコト、考えてくれてる。

・・・きっと、大丈夫、だよね?

言葉に出さずにつぶやいて。
私は律の腕の中に身をゆだねる。
律は私の上に覆いかぶさってきて。
「へへっ。大好きだよ、澪。」
胸をふにふにって揉んでくる。
私のカラダは律の手を、指を覚えていて。
それだけでカラダの奥の方がざわざわってなる。

「あ・・・あん・・・りつぅ・・・」

・・・胸ばっかりじゃいや。
頭の中がえっちでいっぱいになってる時は素直に言えるのに。
恥ずかしがりの私は口に出せなくて。
黙って胸を隠して律を見上げる。

律は私の手を取って。
「ね、澪?今日はしたいの?されたいの?」
両手を抑えつけてバンザイをさせた。
「ふえっ?」
ぷるんって、私の胸がまろび出る。
「えっ、えっ?」
私が意味を理解するのを待って。
「・・・ねぇ。どっち?」
私は頬が熱くなるのを感じて、目を背ける。
「・・・ばかりつ。そんなコト、恥ずかしくって言えるか。」
律はそっぽを向いた私のほっぺをぺろ、って舐めて。
「ねぇ、澪ー。どっち?」
追い詰められて、えっちしか考えられなくなっちゃった時ならともかく。
・・・言えないよぅ。
私は眉根を寄せたまま、目をつぶってじっとしていた。
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