律と澪の部屋

□ちっさいのも好き!
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「じゃあ、澪。」
もう一度澪にキスすると、彼女はおずおずと、でも抵抗せず、私を受け入れる。
「私、えっちしたい。澪とキモチ良くなりたいよ。」
「えっ?・・・」

『どうしよう』
澪の目が答えに困って彷徨う。

「・・・澪は?」
私はくるる、って喉を鳴らして、ケモノの眼差し。
可愛い獲物を追い詰める。
澪は散々迷った挙句。
「わっ、私もっ・・・したいっ。」
『何がしたいの?』
私は言葉を舌に乗せて、澪のたわわな乳房の頂点をくすぐる。
「あ、ああんっ・・・え、えっちっ・・・したいよぅ、りつぅ・・・」
たまらなくなって、澪が腰をくねらせる。
「・・・私に、いっぱい、いやらしいコト、して?」
澪は小さな声で言って、真っ赤になって私の胸に顔を埋める。
私は澪の顔を上げさせて。
「うん。澪。一緒にいっぱいキモチよくなろ?」
舌なめずりをして。
澪の柔らかいおにくに襲いかかった。

ぷくぷくぷく。
私は、私の腕の中であられもなく乱れる澪を思い出して。
「・・・澪、ほんとにやわらけーよなー。」
ぎゅぎゅぎゅ、ってお風呂の中で私は想像の澪を抱き締めた。
「それに比べて・・・」
私はふと、自分の胸を見下ろした。
「・・・育たねーなー。」
澪は背も高いし、胸も腰も女の子らしくてふわふわ。
・・・私の栄養、どこ行っちゃってるんだろう?
私はちんちくりんで。胸も腰もすとん、って平ら。
やっぱりちょろちょろ動き過ぎるのかな。
「・・・それとも、まさか、ドラムが原因?」
私は有名なガールズバンドのドラムを思い浮かべてみた。
SCANDALのRINAちゃん、ZONEのMIZUHOちゃん、FLiPのYUUNAさん、ねごとの小夜子さん・・・
あれ・・・?むしろみんな・・・大きい?
私は必死に頭をひねって。
ああ、菖。菖がいた。
『しつれいねっ!律ほどじゃないもん!私は普通だよっ!』
必死に胸を覆って抗議してる菖を思い浮かべて。
・・・わが心の友よ。ちっちゃいもの同盟、作ろうかな。
「・・・まぁ、モンチーのクミコンも・・・まぁ。・・・してみると、ドラムのせい、とは言えないな。」
ぷくぷくぷく。
結局答えは出なかった。
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