文章

□声を大にして言おう
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僕は君の事が大嫌いだった。
君と一つの体(しかも僕の)をシェアしているのも吐き気がする程嫌だったし、気がついたら体に傷がついてるのも嫌だった。

文句を言えば力でねじ伏せる
そんな君が大嫌いだった。


「バクラ?聞こえるかい?」


今日もまた返事がない。


君に伝えたかったのに。
君が居てくれて僕は退屈しなかったって。
君が居たから遊戯君たちともなかよくなかったって。
君が居たから独り暮らしもさびしくなかったって。


君に伝えたかったのに
僕は、僕と君が思っていた程君の事嫌いじゃなかったって。


好きだよ。大好きだったよ。

戻ってきてほしいなんて贅沢言わないけれども、この言葉が君に届いていて、君が僕に直接答えを伝えに来てくれたら僕は凄く嬉しいかも知れない。


ほら、君は千年アイテムなんでしょ?
僕の願い事ぐらい叶えてよね


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獏良君は寂しがり屋だと思う。
バクラがいなくなって、独り暮らしが寂しくなって、少しずつ衰弱していったあたりでバクラが別の体を持った人間として復活すればいい
完全に俺得

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