文章

□向日葵
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「鬼柳さん!!」

笑顔で駆けてくる二人の腕の中には季節外れの大輪の花。
なんだってんで荒地にこんな花が…そう思いながら二人が差し出す花を受け取る。


「これ、どうしたんだ?」
「咲いたの!!」
「夏が過ぎても咲かないと思ったら今更!!」


"だから、ね?ほら!!"そう言って俺は花束を握らされる。
全くうちの子はいつからこんなにませてしまったんだろう。そう思いながらバイクにまたがる。


「私達の事は心配しないでいいから!!」
「泊まってきなよ!!」


笑顔で見送る二人の頭をめちゃめちゃに撫でてやる。
行き先はマーカー付きのレッテルを乗り越えたシンデレラなアイツの所だ。


「いまからそっち行くぜー。待ってろよ、クロたん」
『はぁ?ふざけんな職務中だバカ!!』


ディスプレイの先へバイクを走らせる。あと15分で日付が変わる。


向日葵
(熱愛)

―――――
不完全燃焼感否めない感じで…
リベンジします

はくしゅだったもの

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