俺は男だよっ
□揺れるキモチ
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A「あ、翔ちゃん」
俺は翔ちゃんがドアノブに手をかけたとき呼び止めた
すると翔ちゃんは“ん?”と言って振り返った
A「さっき俺にもっと触れたいとか言ってたけどさ………い、いいよ」
S「えっ!?」
A「もっと………触れて…いいよ」
S「!?!?!?」
A「あ、いや、ほら!俺らの仕事って女の人とどっか行くとか、ましてや体に触るなんて出来ないじゃん…だから俺でいいなら…とか……思って……」
何言ってんだ俺っ!!!
自分の言ってる事がだんだんわからなくなってきたよ……(汗)
S「……あ…あぁ、そうゆうこと…あ、ありがと…」
A「う……うん」
そんなぎこちない会話をし、翔ちゃんはみんなの所へと戻った
まじで何言ってんだよ俺!!
めちゃめちゃハズいこと言ってない!?
もっと触れていいよとか逆に考えれば“もっと触れてほしい”みたいじゃん!
あーーーーーっ!!!
超恥ずかしい!!顔から火がでそう…
俺は深呼吸をし、自分の気持ちを落ち着かせて着替えはじめた
ん……?
なんかあんまりこれ似合ってない気が…
ま、いっか。
俺は洗面所を出てみんなが待っているリビングへ向かった
N「あ〜、ん〜似合わなくはないけどさっきの2つの印象が強くてなんかしっくりこないね」
ニノは俺のつま先から頭の上までまじまじと見て言った
やっぱり?
俺もそう思うな〜
O「ん〜…似合うと思ったのになぁ〜ね?翔くん」
S「えっ!?」
あ、ヤバい……
なんか翔ちゃんの顔が見られない!!
さっき自分でこうゆうの嫌だって言ったばっかなのに!!
翔ちゃんを見ると顔が熱くなる……(汗)
あぁ……あんなこと言わなきゃ良かった…
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