俺は男なの?

□消してやるよ
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カチャ……



家に着き、俺はみんなを起こさないように玄関を開けた



シーン……



やっぱ寝てるか。



S「あ」

俺は物音が立たないようにリビングに入ると皆の姿が見えて…


雅紀…皆に挟まれて寝てる。
………あんな事があったんだもんな…。


雅紀…今すぐ抱きしめたいよ…



ギシ…ッ


と雅紀の元へ行こうとすると……



「ふぇ……」



とゆう雅の声が聞こえた


S「寝室か?」


ガチャ…


S「雅?」

雅「ふぇ……」


寝室に入ると雅は今にも泣き出しそうで……
俺は慌てて雅を抱き上げた


S「ほら、大丈夫だよ。どうした?」

雅「うー…ぁー」

S「寂しかったか?」


と雅をあやしてるといきなり後ろから


ぎゅっ


と誰かに抱きつかれた



あ……。



S「雅紀…?」

A「………うん」



やっぱり。
雅紀だった。


……本当に男に戻ったんだ
こんなに密着してるのに…柔らかくない


S「起こしちゃった?」

A「ううん…翔ちゃんの匂いがしたから」



俺の匂い……
前にもそんなような事いってたね。



A「翔ちゃん…ごめんなさい」

S「どうして謝るの?雅紀何か悪いことした?」

A「だって………」


と言って雅紀は俺の背中に顔を埋めた

すると俺の背中が少し濡れてきて…



……泣いてる。



俺は雅が寝てる事を確認し、ベッドへ戻した




S「ねぇ雅紀?抱きしめてもいい?」










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