山風高等学校

□初授業
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【Aside】







ピピピピピピ……








A「ぅ…ん…」


もう朝か…







俺は目覚ましを止め、布団の中で背伸びをした





A「あったまいてぇ……って、あれ?」







痛い頭を押さえながら起き上がるといつもと違う光景に戸惑った



ここ…どこ?


俺の部屋じゃない…よな





待って…思い出せ、俺!!

え〜と、昨日は…






俺達の歓迎会をしてくれて…
部活のこと、授業のことを聞いてて、教頭の自慢話に段々飽きてきて、そこらへんからお酒の量が増えて…









………。









A「覚えてない…」












「そりゃぁあれだけ呑めば記憶飛ぶでしょ」









え……?






なんとか思い出そうとしていると後ろから俺のよく知っている声が聞こえた






ゆっくり振り向くとそこには……








A「ニノ……」


N「おはようございます」


A「おはよ…」




ここにニノがいるって事はこの部屋は…









A「ここってニノん家?」





N「はい。酔いつぶれた相葉さんをここまで運んだのも俺ですよ?」




A「あ、ごめんなさい…でもなんでニノん家?」





N「誰も相葉さん家知らなかったんで幼馴染ってだけでまかされたんです」





そっか…ニノも新しい俺ん家知らないもんな







A「ホントごめんなさい…あ、あのさ…俺昨日何か変な事してなかった?」







俺は一番気になっていたことを聞いてみた





俺酔うと目上の人とか関係なしに絡んじゃうからな…







N「ん?とんでもない事してましたよ?」


と、とんでもないこと!?




A「だ、誰に!?」

N「まず櫻井先生にもしてたし大野先生、松本先生に対してですね」



うっそ…
櫻井先生と大野先生にもしてたの!?
もう最悪……




N「あ、俺にもしてましたからね?」


A「に、ニノにも!?お、俺なにしたの…?」





N「ん?ンフフまぁなんでもいいじゃないですか」


A「よ、よくないよ!!」















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