山風高等学校
□悲しみ
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【Aside】
A「じゃぁお疲れ様!!」
芹沢くんと会った次の日、俺は部活を終えてすぐに帰る準備をした
N「今日も行くの?」
A「うん!!!」
当たり前だよ!!
いるかわからないけどね。
また“なんでそこまで出来るんだ”とか言われるのかな?
N「そっか。ちょっと待ってて。俺も行くから」
え?
まさかそんな事を言ってくれるとは思わなくて俺はつい無言になってしまった
N「なに?迷惑?」
A「う、ううん!!全然迷惑なんかじゃないよ!!ありがとう♪」
N「じゃぁ準備するんでもう少し待っててもらっていいですか?」
A「うん♪」
俺はニノが準備をしてる間職員室で待っていた
S「ニノも芹沢くんが気になってるんだね」
A「え?」
どうゆう事?
S「ニノね、芹沢くんと仲良かったんだよ。芹沢くんて優秀で勉強も出来るんだ。中でも科学が大好きでよく休み時間にはニノの所に行ってたみたいだよ」
そうだったんだ…
S「芹沢くんの話を切り出したのはニノでしょ?きっと相葉ちゃんに言えばなんとかしてくれると思ったんじゃないかな?あの時ニノも必死で“芹沢くんは悪くない”って言ってたんだけどまだ新米だったから誰も聞き入れてくれなかったんだ」
A「そうだったんだ。ニノも芹沢くんが大好きなんだね♪素直じゃないけど本当はニノが1番学校に戻って来て欲しいと思ってるのかもね…」
ニノも戻って来て欲しいと思ってるんだ。
ニノ…芹沢くんが停学になった時悲しかっただろうな
N「お待たせしました」
A「ううん♪じゃ、行こっか!!」
S「行ってらっしゃい。俺も日直じゃなかったら一緒に行ったんだけど…ごめんね」
そんな!!
ごめんなんてっ
A「大丈夫♪芹沢くんに会ったら翔ちゃんも心配してるって言っとくね!!」
S「ありがとう」
今日はいるのかな?
昨日より時間遅いけど…
俺とニノは歩いて公園に向かった
ニノに“車じゃないの?”って聞いたら“今日はなんとなく置いてきた”って。
なんでだろう?
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