山風高等学校

□ごめん
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【Aside】




「アンタそいつの言う事信じんの?笑」


A「信じるよ」



だって…



A「だって、雨野くんはやってないもん」

「はぁ?そんなのわかんねぇじゃん」

A「わかるよ。雨野くんはやってない。俺は雨野くんを信じる」




そう言い切ると俺の前にいた男の額の血管がピクッと動いた



「なんでそんなに信じられんの?そいつが今までしてきた事知ってんのかよ」

A「知ってるよ。でも雨野くんは変わった。もう前みたいな事しなくなった。それだけでもすごいよ。初めて雨野くんにあった時、雨野くんは…雨野くんの目は少し悲しそうだった。きっと誰かに止めてほしかったんだと思う……お兄さんもあの時の雨野くんと似てる目をしてる」



この人も…目の奥が寂しそうだよ…



「っんなこと聞いてんじゃねぇんだよ!なんでコイツの事そんな信じられんだっつってんのっ」

A「…雨野くんの目は嘘をついてない。嘘をついてるかついてないかなんて目を見ればわかるよ…」

「……うっぜ。お前みたいな奴一番嫌いなんだよね。"私はなんでもわかってます"みたいな奴。てか、お前がいなきゃコイツだってこんな事にはなんなかったのに(笑)雨野ぉ、こんなヤツと出会っちまって残念だったな」



この人……酷いっ!!
なんでそんな事言うんだよっ



「あっれー?怒っちゃった?笑」

A「…俺の事はなんて言われてもいいよ。でも…雨野くんの事は悪く言うな!雨野くんはやり直そうとしてるんだ!それを邪魔するなっ」

「おーおー、熱い熱い」



雨野くんはこれからまた新しい人生を始めるんだから!
バイトだって頑張ってたのに…酷いよ!













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