12/08の日記

10:19
【泣かないで?】
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―――「俺達別にそんな
    関係じゃないですよ?
    ただふざけてただけです」

   「相葉くん、大丈夫大丈夫!
    分かってるから♪」

   「ほんとに俺がふざけて
    キスしただけですよ!?」

    雅紀……。

   「いやいや、翔くんが
    ふざけてそんな事
    するとは思えないもん。
    翔くんから相葉くんに
    してたって事は2人は
    恋人なんでしょ?」



―――「ははっ
    そんな不安そうな顔
    しなくて大丈夫だよ!!
    誰にも言わないから♪」

    ポン
    と俺の肩に手を置いて
    俺の耳元でボソッと呟いた

   「――――――――」

    ……え?



―――「翔ちゃん…」

   「なに?」

   「浮気はしないでね?」

    ッ!?!?

   「するわけないだろ?
    てか出来るわけないじゃん。
    俺は雅紀以外
    興味ないんだから。ね?」

   「うん///////」



―――なんで俺こんな不安なんだろ?
   今まではこんな事あっても
   “大丈夫”って
   言えたのに…

   どうして今は
   言えないのかな?

   自分の身体じゃないから?

   凄く嫌な予感がする……



―――ぎゅっ

   「わっ翔ちゃん…?」

   俺はカケルと雅紀を抱きしめた

   「カケルが潰れるよ」

   「………」

   ぎゅぅぅ

   「なにかあったの?」

   「ううん。なんにもないよ」

   「…………そっか」



―――「………智くんと
    何話してたの?」

   「ん?秘密」

   「………」

   気になる。
   絶対変な事言ったな…。

   「ききたい?」

   「うん」

   「じゃぁ“好き”
    って言って?」

    へっ!?!?



―――…ごめん。
   不安にさせちゃってるね

   でも…
   今はまだ言いたくないんだ



―――……………。

   泣かないで?

   雅紀が不安になる
   ような事はしてないから。








END

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