未来はあなたと…


□真実は…
1ページ/12ページ

瑠莉学園、それはお金持ち、秀才のみが通う学園。




「麗華さん、今日も綺麗ですねぇ」


「ほんと、いつもお綺麗でうらやましいです」


はぁ…  また   か…




麗華はため息をついた。


本当にいつもいつも思ってもいないことをそう簡単にに口にできる何て…

はぁ…



最近はため息をついてばかりだわ。




「麗華さん、おはようございます。」


風香さんーーーー


麗華は今までは厳しい顔をしていたがやわらかい表情になった。


「おはよう、風香さん」

ニコッと笑って挨拶を返した。




「あのね?麗華さ…」


ドンッ


「痛っ」

風香はぶつかってきた人の方を見た。


!!

た、高城さん…


「あら?ごめんなさい、南さん。」



「精羅さんの通行の邪魔よ!」

精羅の取り巻きの1人、月島奈々が少し強い口調で風香に言った。


「そんなところにいたなんて知らずに…ごめんなさいねぇ」


「そ、そんなっ、私が悪いんです、すいませんでした。」

風香は頭を下げた。



クスッ

「これからは気を付けてくださいね?」

精羅は風香を馬鹿にしてその場を去ろうとした。




「さっきから黙って聞いてれば…」
今までずっと黙って2人のやり取りを聞いていた麗華が口を開いた。

「何です?宝城さん?」





バチバチ


2人の間に火花が散った。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ