普通の夢

□いつぞやの欠片
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ちょっと前の夢で、だいぶトラウマだった夢。

気づいたら夜中で、外を歩いていた。
夜の公園にたどり着いた。
その光景は今でも覚えていて、遊具もあった。
来たことのない公園だった。
夜空は快晴ではなく、所々雲がいい感じに広がっていて、星もたくさん見えた。
周りは柵に囲まれていて、帰ることはできなさそうだ。

そんな所に俺1人がぽつんと立っている。
なんとなーく見える風景を眺めていたら、
目の前(頭の中?)でパッパッと景色が現れては消えた。

いわゆるフラッシュバックというものだ。


もう1回言うが俺はこんな所には今まで来たことがない。
そのフラッシュバックでは、
同じくこの夜の公園と、白い服を着た女の人。
そんな光景が何種類もの画像のように一瞬一瞬目に入る。
黄色の柵
青と赤と黄色のブランコ
青と赤と黄色の滑り台

俺は頭を抱え込んだ。
言ってみると、誰かの記憶で俺の思考回路が侵食されているようだった。
その女の人のだろうか。
いや違う。根拠はないが、これは正真正銘俺の記憶からのフラッシュバックだ。
いつ来たのだろうかここに。


その後の最後のフラッシュバックは、公園は関係なく、
満月の光景だった。

俺は、このフラッシュバックの公園と今俺がいるこの公園が違う場所であることに気づいた。

俺は柵に囲まれたこの公園から走った。

行くべき場所は知っている。


――――――――――――――
唯一笑えたのは、夜空の雲が、ちびまる子ちゃんのキャラクターの顔型に見えたということ(オチ)。

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