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08/11(Sat) 13:03
今回のアイコンは『みつばち』です!
緋流禁歌(歌ちゃんさん)

(下記の続きです!↓)


君の笑顔は、とても眩しく、そして嬉しそうな顔だった。
そのすぐ後、君は俺の濡れた衣服を見て、「本当に、ありがとね。風邪をひかないうちに早く着替えなさいね」と優しく、耳元で囁いた。
君の甘い囁きに、俺の心はときめいた。

その後、皆で写真館に行った。
写真館と言っても、それは建物内の一角であって、本当はエステやレストラン、お土産屋まである、高級なホテルの中だった。
「じゃ、皆で本日の仕事を終えた記念に、一枚撮りましょうか!」
店員がカメラをセットしている間、君はそう、いつものように、明るい笑顔と声で皆に行った。
写真を撮るのはいつものことではなく、今回が初めてだった。「ほら、皆並んで並んでー」
君に促されるまま、俺は皆と一緒にカメラの視界に入る位置に行った。
一番後ろの、俺の親友がいる隣に俺は移動した。
その前に女の仲間が。
そして、君は一番前だった。
別に俺はどこでも良かったのだ。
君と俺とでは釣り合わない。この位置が、多分俺に相応しい場所だと思ったのだ。
とにかく俺は、側でなくても、俺が写っている写真の中に、君が居てくれるだけで十分幸せだった。
「○○君、ちょっとこっちに来なさい」
いきなり君に呼び出されて、俺はまた何かをやらかしてしまったのではないかと少し怯えた。
カッコ悪いかもしれないが、少しでも、君に嫌われたくない。
恋人でもないのにそう思ってしまう。
俺が君の元に辿り着くと、君はいきなり俺の首に腕を回してこう囁いた。
「今回の依頼のご褒美に、特別に一緒に写ってあげる」
そして次に紡がれた小さな一言――
「……愛してるわよ」
また君の甘い囁き。
吐息と一緒に、君の髪から甘い香りが漂ってくる。
しばらくして、やっとカメラの準備が終えて、俺達は写真を撮った。
すぐ製錬された写真には、君と俺が一番前に写っていた。
「これは記念品だから!」と言って、君は店員から受け取った写真を、大切そうに鞄の中に入れた。
君の行動はとても不思議だ。
金と権力にしか興味のない君。
自分が汚れることを極端に嫌う君。
そして、俺と一緒に写真に写っている君――

君は、本当に俺を愛してくれているのか分からない。
それでも、俺は君をずっと、愛していたい。

君は、

俺を愛していますか?

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