普通の夢

□ユニット
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この世界の俺は、5人でユニットを組んで歌って仕事をしていた。そこそこ有名で、そこそこ人気がある。
5人はとても仲が良い。

(これはただの前置き、背景説明だけど)


俺たちは空を飛んでいた。
はぐれないように、俺ともう1人で手を繋ぎ、他3人は別に手を繋いでいた。
でも俺は、5人で1グループなんだから全員繋がってなきゃ意味ないと思って、風が吹き付ける中、他3人の方に空いている手を一生懸命伸ばした。

それに気づいた他3人の中で俺に1番近かったメンバーが、俺の方を向いて笑顔で

「彪‐ー―!」

ゆっくりと俺の手を受け取ってくれる。


俺も笑顔で強く握り返した。

これで、5人手を繋ぎ5人一緒に空を飛んだ。暖かい午後、雲は1つも無かった。

俺は、かなり久しぶりに、この俺はホントに自分だっていう夢を見た。
初めて、こんなに暖かくてみんな笑顔な夢を見た。
こんなに幸せなのはホントに初めてだ。

仲間に伸ばした手が届いて、全力の笑顔で優しく握ってくれる、こんなに幸せな良いことは今までになかった。
ホントにみんな笑顔。
これは死んでも忘れたくない!

これからも5人で活躍しような!

こんなリアルにキラキラした(雪でも舞ってたのか?)ものに見惚れて酔っていたが、

次は親父とおでんを食う夢だった。
そして叩き起こされた。
俺はもう少し浸っていたかったんだぁ〜!
マジで幸せだった。嬉しかった。
ありがとう(^_^)

しかも、俺の名前を呼んでくれた。
本当の名前じゃなくて、彪って呼んでた。
ああ、俺、ここにいるんだって思えた。
この世界ではまだ氷雨彪でいられてるんだ

ってね。
貰った名前だけど、普通に定着してるようで、(^_^)!

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