普通の夢

□ファーストステージ
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雪の降る世界。
一面雪の世界。一面真っ白な世界。

そんな世界で、俺達二人は追われていた。

追っているのは、白いトラック。
俺達がそのトラックに轢かれれば、ゲームオーバーだ。


「坊っちゃん!!!乗ってください!早く!」
「じぃ!」

俺達を運ぶ車が来た。
俺の執事(ぽく見えた老人)が運転している。
その後ろに、護衛・トラック妨害の車4〜5台。
そのまた後ろに、トラックが。
それは、物凄いスピード、酷いハンドルの切り方で運転している。
護衛車が轢かれそうだ。

「坊っちゃん!他はいいですから、早く乗ってください!さあ!」
「…っ、ああ!」

トラックが他の車を押し退けて近付いてくるので、焦って乗るのに時間がかかり、
さらに焦る。

「いいですか、捕まっていてくださいよ!!とばします!!!」

そういって、1台の車が、雪の降る世界を走り去った。

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